第26回 塾の授業って必要ですか?

今回は、そもそも、塾に授業は必要か?という話です。

もちろん、人によります。だからこそ、自分に合った塾を探す必要があります。

その話、昨日聞きました

多くの塾で、集団指導型の授業形式が採用されています。

当たり前ですが、中学生の皆さんは、1日6時間の授業を受けています。
その上に、塾でまで授業を受ける必要があるのでしょうか?

もちろん、6時間では物足りないから、7時間目が欲しいという人もいるでしょう。
しかし、何度も同じ話(同じ内容の授業)を聞く必要があるのでしょうか?という話です。

「夜も深くなるとさぁ(酔っぱらうと)、もう何回もおなじ を話する人いるよね」という話がありますが、
「有吉さん、その話、もう5回目です」なんて言われて終わりです。→元ネタ
授業も同じで、短期間の間に同じ話を何回も聞いたところで、
「先生、その話、2回目です」なんて話なるわけです。

事実、「塾で勉強したからわかる。」と言って、学校の授業を疎かにする人は、非常に多いです。
さらに酷い奴は、自分は塾でやったからと、授業妨害をします。

もちろん、何度も話を聞くことによって、理解できることもあるでしょう。
しかし、中学校の学習内容なんて、基本的には、1度聞けば理解できる子がほとんどです。
なのに、授業がわからないのは何故か?

それは、きちんと復習していないからです。
昨日やったことを自分のものにできていないのに、次のことに取り組むと、
当たり前ですがわかりません。

もちろん、授業が下手くそな学校の先生はいます。
そういう先生にあたると悲惨です。どんなに復習しても、全くわかりません。
中学校の場合、学校の先生は、変えてもらうことができません。
そして、そういう先生に限って、
時間を無駄にしないために、内職
(他教科の勉強やその教科の自学)をしていると、尋常でなく怒ります
こっちとしては、授業がわからない面白くないから自分で勉強しているだけなんですが。
もう、こうなると、1年間、時間を無駄にするしか道はありません。
下手すると、3年間時間を無駄にすることになるかもしれません。
そういう場合は、塾で授業を受けることは、非常に重要な救済措置になります。

しかし、そういう教員がいることは事実ですが、そういう教員は多くありません。
どんなにハズレくじを引いた気がしても、大抵は、復習不足です。

大抵は、復習でオールOK

特に、理数系教科は、以前も書いたように、予習の必要はありません。
塾で先取り授業をする必要もありません。

つまり、塾で必要のない先取り授業を受けることにより、
一番大切にしなければいけない学校の授業を無駄にしている人が多いのです。

では、復習の授業を受けるのは、どうか?
これも、理屈は同じで、「先生、その話2回目です。」となるわけです。

もちろん、2回、同じ授業を受けることで、より深く理解できる人もいるでしょう。
すでにマスターした内容の授業も、無駄にすることなく、
真剣に授業を受けることができる人も、もちろんいます。
しっかり、予習をしているからこそ、学校の授業に真剣に取り組める人もいるでしょう。

しかし、そうでない人が多いのが現状です。

つまり、塾の先取り授業を受けることが、本当に自分のためになるのか、
しっかり考えて、自分に合う塾を探す必要があります。

家で復習ができない理由を考える

本来、復習は家庭でするもの。
しっかりと、出された宿題に取り組み、さらに、自分で復習に取り組むべきでしょう。
理数系教科の場合、問題演習も必要でしょう。
しかし、そんなことができる人が少ないのも事実です。

復習って、何をしたらいいの?」「今日学校でやった内容の問題って、どれ?
なんて人が大半だと思います。
意外と、これを中学校で指導してくれないんです。

また、指導してくれたとしても、家庭で復習するとき、学校の先生はいません。
その結果、結局、何をしたらいいのかわからないんです。

さらに、家庭で自分で取り組むには、誘惑に負けず取り組む強い意志が必要です。
中学生でこの強い意志を持っている人は、ハッキリ言って少ないです。

そして、たとえ強い意志を持って、適切に取り組んだとしても、
どこかでつまずけば、結局、自分ではどうすることもできなくなります。

だから、これらを指導してくれる人が必要なんです。

  • 授業でやった内容が理解できているか?
  • どこが理解できていないのか?
  • 演習問題は解けるか?
  • 問題が解けないのは、どこがわからなくて解けないのか?

こういった内容をチェックして、適切な指導をしてくれる人が必要なんです。

当塾は、こういう考えのもとに、指導に当たっています。
基本的に、予習は行わず、復習を中心に取り組み、
明日の学校の授業を楽しめるように指導していきます。

本来、学校を同じ学習に取り組む場と捉えるならば、
それぞれがスタンドプレイをしていては、生徒は混乱するだけです。
塾は塾、学校は学校」という人もいますが、そんな器用に切り替えられる中学生も多くありません。
塾には負けたくない」とか言う学校の先生もいますが、何かを勘違いしていると感じます。
塾は学校に歩み寄り、学校は塾に歩み寄る。
いかに、塾と学校が連携するかということも、中学生が学習するうえで、大事なことです。

ビビッときた方は、お問い合わせください。

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