第79回 R3年県立入試出題予想

最近、更新が滞っていますが、ちょっとずつ上げていきたいと思います。

さて、今年も、意味があるのかないのか、よくわかりませんが、理科の出題予想を行います。
H28年の出題予想と出題傾向はこちら。H29年はこちら、H31年はこちら、R2年はこちら
例年、正答率は50%程度なので、当たるも八卦、当たらぬも八卦です。

数学は、例年同様と予想されますので、こちらを参照してください。
ただし、大問3は、規則性ではなく、活用系の問題になると考えられます。
摸試や実力テストは、規則性の問題ばかりなので、そいうった問題も注意しておきましょう。

過去の出題傾向は、こちら→数学理科

物理分野

今年は、回りとしては、3年の運動とエネルギー小問に回る年になります。
順当に行けば、仕事の問題です。ただ、記録タイマー力のつり合いなんかもくさいかな?
まぁ、軽く出る感じにはなるのではないでしょうか?

1年生からは、順当に行けば、辺りです。音かなぁ?
力の問題を出すならば、3年の力と組み合わせたくなるところなので、その辺がどうなるか・・・?
3年が、小問に回る年というのが、予想を難しくします。
去年がなので、光の復習は軽めで良いでしょう。ただ、凸レンズと像は、しっかり復習しておいたほうが良い気がします。

今年のメインディッシュは、たぶん、2年生の電気になるでしょう。
順当に行けば、発熱とワット数関連の問題です。
しかし、単純な問題では、メインディッシュには、ふさわしくないので、どうなるか?

発熱とエネルギーを組み合わせてくる?
あるいは、力との組み合わせで、磁界で攻めてくるというのもありかも。
ただ、この辺りは、3年の単元との組み合わせになってくるので、そうなると、小問が何になるか?

近年の全国的な流れから考えると、電化製品とワット数、電流の流れ方とかは、あり得るかも?

さらに、意外性のある問題が出る可能性もあるかもです。
いずれにしても、電気は、真剣に復習しておく必要がありそうです。

化学分野

回りとしては、2年生の化学変化と原子・分子小問に回る年です。
こうなると、何が出てもおかしくないです。

去年、炭酸水素ナトリウムの分解なので、それ以外となりそうです。
復習の優先順位は、化合、化学変化と熱、還元、分解、質量保存と言ったところでしょうか?
ただし、化学反応式が書けることは、絶対条件ですよ。

1年生の単元からは、状態変化気体あたりが出そうです。
去年が密度、一昨年が水溶液なので、かたいかと。
このあたりが出ると、ガスバーナーの使い方は、要チェック。

メインディッシュは3年生のイオンになると予想します。
今年は、電池で、かなり攻め込んでくるのではと予想します。
電極の組み合わせ、電池の条件、イオン、電子の動きは、おさえておきたいところ。
健闘を祈ります。

全国的な流行りの問題は、実験の根本を理解しているのかということ。
細かい、道具の使い方、なぜそうするのか?といったところまで、おさえておく必要があります。
物理分野にも言えますが、今年は、化学分野の方が、細かいところまで理解しておく必要があるような気がします。

生物分野

今年は、コロナの関係で、食物連鎖から出ませんと公言されています。まぁ、回り的には、出題されない年なので、影響は最小限でしょうか?

それでは、予想していきます。

今年の小問予想は、難しいですが、なんとなく、2年の単元でしょうか?
メインディッシュは、3年の単元から。

去年、マイナーな問題、簡単な問題が多かったので、
今年は、内容的には、どの学年もオーソドックスな王道の問題が出そうな感じです。
どこかで見たような、そんな問題が連発するのではないかと。
レベル的には、中レベル。

具体的には、メンデル生殖(3年)、消化神経系(2年)、植物のからだのつくりシダプランクトン(1年)あたりを、変化球なしの直球ど真ん中で出してきそうです。
生物分野で点を取らせる感じですかね?
そんな気がします。
と言うことは、他の単元が難しいと予想しているということです。

来年から教科書が変わる関係で、3年間で習う内容に大きな変化はありませんが、単元割が大きく変わります。
今の単元割での入試は今年で最後です。

地学分野

回りとしては、小問に回るのは、3年生の天体だと思います。
月の満ち欠けは要チェック。月の満ち欠けを復習するなら、去年出たので、多分ないですが、日食月食も要チェック。
満ち欠けつながりで、金星の復習はしておきましょう。
去年の天体が複雑だったので、今年は、置きに来ると思いますので、過度の復習は必要ないかと。

2年生の天気は、水の循環の単元が要チェック。
去年外したので、今年は、こうなるような予感。
雲のでき方湿度は、要復習です。特に、湿度の計算は、できるようになっておきたいところです。
ついでに、乾湿計の使い方もおさえておくと良いでしょう。
ただし、これが当たれば、小問に回る可能性も高いです。

メインディッシュは、1年生の単元からの地震かな?
複雑な問題にするなら地震。
かなり、突っ込んだ復習をしておいたほうが良いかも。
逆に、火山でくるなら、比較的解きやすい問題になると思うので、過度な復讐は必要ないです。
なので、地震をしっかり、火山、地層は適度な復習を

総合予想

全国的に見ると、新大学入試に対応して、着々と問題が変わってきているようです。
去年は、パッと見はいつも通りでしたが、よく見ると、大きく変わった年でした。

近年、大問の小問化、小問の大問化が見られます。
つまり、大問の簡素化、小問の複雑化ということです。

また、大問も大きく2〜3問に分かれており、1問は、従来の大問のような問題、1問は、小問でも十分ではないのかという程度の問題となっています。
逆に、小問に出てくる問題も、複雑化しており、これは、大問で出題すべきではないのか?といった内容となっています。
もはや、差は感じられません。スペースの問題で、見やすく配置しているだけのような印象です。

こうなってくると、突然、全4問構成になる可能性もあるのではないかと思います。
または、以前から指摘している、単元横断型の問題を、大問5を大改修して出してくる可能性も視野に入れておいたほうが良いのかもしれません。

今回の出題予想も、初めて、メインディッシュを考えてみました。

保守王国「愛媛県」なので、今年も、サイレントマイナーチェンジと考えておいて良いと思いますが、
いつ、何が起きても、おかしくないのが今の高校入試です。
愛媛県も例外とは言えない状態です。

上記のような変化が今年起こってもおかしくないです。
対策の必要は感じませんが、覚悟はしておくべきでしょう。

何が起こっても、慌てない精神力は必要です。

さて、冒頭にも書きましたが、あくまで予想です。
当たるも八卦、当たらぬも八卦です。占いくらいのつもりで。

入試問題は、年々、問題のレベルが上がっているように見えますが、
よく読んで、よく考える問題は、教科の問題としてのレベルは、下がる傾向があります。
今年の新センター試験でも、上位層は、予想外の高得点が出ているとの報道が出ています。
対策と言うか、ひるまずにしっかり読んで、考えれば、点は取りやすい状況です。

とにかく、じっくり読んで、しっかり考えて、それでいて、時間内に処理する力を求めていると思います。
落ち着いて、時間配分に気を付け、できるところから取り組んでいきましょう。

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