| 今回は、二段階選抜についてです。愛媛県の県立高校では、二段階選抜というのが行われています。
 
 この二段階選抜を理解していないと、痛い目を見る場合がありますので、解説します。
 
 二段階選抜とはこれは、入試の時、書いて字のごとく、二段階に分けて、選抜を行うということです。
 推薦入試と、一般入試の2回に分けて選抜するという意味ではありません。
 
 一般入試の時に、内部で、2回に分けて選抜を行っているということです。
 
 よく、Wチャンスという言葉を聞きませんか?
 どんな時に耳にするかというと、抽選プレゼントの時ではないですか?
 
 本命の抽選にもれても、さらに、副賞的なものが当たるかもしれないというあれです。
 
                  
                    
                      
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 |  |  |  こんなの見たことないですか?
 このように、2回に分けて選ばれる。
 ちょっと違うかもしれませんが、これが、県立入試の二段階選抜のイメージです。
 
 この二段階選抜の詳細については、県の高校教育課のHPから見ることができます。
 
 全員が1次選抜に参加できるわけではないプレゼント同様で、1回目の選抜にもれてしまった人を対象に、2回目の選抜が行われます。
 しかし、ここで問題なのは、抽選プレゼントとは違って、
 全員が、1回目の選抜の対象になるわけではないということです。
 
 じゃあ、誰が1回目の選抜の対象になるのかということ。
 
 入試要項には、このように書かれています。
 「調査書点が上位から募集人員の90パーセント程度以内にある者」
 
 つまり・・・
 
 まず、参加できる人数は、募集人員の90%ですから、
 100人の定員(募集人員)の場合、90人が選抜の対象になります。
 
 ここで問題なのが、定員に対しての90%ですから、
 仮に300人受験していても、1000人受験していても、、1次選抜に参加できるのは、90人です。
 
 仮に、定員100人に対して、150人が受験したとすると、以下のようなイメージになります。
 
 
                  
                    
                      
                        | 受験者数(150人) |  |  
                        | 定員(100人) |  |  
                        | 1次選抜対象者(90人) |  |  次に、誰が参加できるかですが、調査書点の高い人です。調査書点の高い、上位90%がこの1次選抜(1回目の選抜)に参加できます。
 
 つまり、上の図の場合、調査書点の高い順に並べた上位90人が参加できます。
 
 調査書点の低い人は、この1次選抜に参加することができないんですね。
 
 そして、ここまでに、入試の得点の話は、出てきていません。関係ないんです。
 
 きっと、本番前の中学校3年間を頑張った人へのボーナスステージなんでしょうね。
 調査書点・・・調査書 に書かれている評定 の合計。満点は、9教科×3年×5の135点さて、本番前のボーナスステージなんて書きましたが、1次選抜で定員の70%を選抜するわけですから、そのほとんどがこの1次選抜で合格することになります。
 
 しかも、1次選抜に参加さえできれば、あとは、入試の得点のみで合否が決まります。
 その他は、関係ないんです。面接で失敗しても関係ないんです。(本当か?でも、そう書いてる)
 この1次選抜に参加できるのと、できないのとでは、大きな違いがあるということです。
 
 そして、この1次選抜にもれた全ての人(参加できなかった人も含む)で、
 2次選抜(Wチャンス)を戦うことになります。
 残ったイスを2次選抜で先ほど同様に、定員100人に対して、150人が受験したとすると、以下のようなイメージになります。
 
                  
                    
                      
                        | 受験者数(150人) |  |  
                        | 定員(100人) |  |  
                        | 1次選抜対象者(90人) |  |  
                        | 1次選抜合格者(70人) |  |  
                        | 2次選抜参加者(80人) |  |  
                        | 最終合格者(100人) |  |  2次選抜では、「入試の点」、「調査書点」、「面接や調査書に書かれている学習以外の内容」の3つを合計して戦います。
 
 この時初めて、調査書に書かれている資格や表彰が関係してきます。
 
 しかも、この3つの配点は、高校によって違います。
 市内の学校ですと、西、北は「入試の点」を、
 南、工業は「面接や調査書に書かれている学習以外の内容」を重視します。
 
 その他県内の高校の配点に関しては、県の高校教育課のHPを各自見てください。
 俗に言う偏差値の高い高校は、「入試の点」を、
 偏差値の低い高校は、「面接や調査書に書かれている学習以外の内容」を重視する傾向があるようです。
 
 対策と考察
                  
                    
                      
                        | 中学校の3年間をいかに過ごすかが、ポイント。 通知表が3年間オール5の場合、絶対に1次選抜に参加できるので、
 資格取得や表彰を気にするより、入試の点をいかに取るかを考えた方が得策。
 オール5でなくても、1次選抜に参加でき、1次選抜で決めれそうならば、
 入試で点を取ることの方が重要。
 2次選抜までもつれ込まなければ、調査書の内容なんて、評定のみ。
 
 いずれにしても、評定を上げることが重要。評定を上げるためには、観点別評価を上げることが近道。
 |  と言うことで、当塾では、テストで点を取ることよりも、評定を上げることを中心に取り組みます。ぜひ、ご検討ください。
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