第35回 ブレイクスルーが起こるとき

ブレイクスルーネタ第5回。
今回は、ブレイクスルーが起こったときに、どのようなことが起こるかについてです。

ブレイクスルーが起こると?

色々な記述を読んでいると、ブレイクスルーが起こったとき、パーっと視界が広がるような感覚になるようです。

そういえば、昔、そういう経験があったので、今思えば、ある意味であれがブレイクスルーだったのかな?と思います。

数学なんかでは、なんか訳が分からなくて、なんか意味不明なことが多いです。

  • その1つ1つは、なんとなくわかった気になるのですが、なんか、モヤモヤしてわからない。
  • 問題は解けないことはないけれど、なんか、スッキリしない。
  • 質問したら、教えてもらえて、わかった気になるが、なんか、釈然としない。
  • 理由はわからないけど、違和感を感じる。

そんな経験があるのではないでしょうか?

それが、ある時、一瞬でモヤモヤが吹き飛んでスッキリとする瞬間あります。
これを、ブレイクスルーと呼ぶようです。

名探偵コナンは、事件のたびにブレイクスルーを起こす?


名探偵コナン

よく、「名探偵コナン」や「金田一少年の事件簿」で出てくる、

「なんなんだ、この違和感」とか、「何か引っかかる」とか、そういうセリフとシーンですね。

こういう違和感やモヤモヤが、勉強でも起きます。

そして、その違和感の正体がわかったとき、コナンはこう言います。
「そうか、そういうことだったのか!わかったぞ、違和感の正体が!」と。

他に、こんなセリフもあります。
「点と点がつながった!」

今まで、色々な情報が、点として存在し、それぞれが独立していました。
その単独の情報が、1本の線としてつながるのです。

映画の伏線もブレイクスルーだった!?

ある山奥で、トンネル工事をしていました。
こんな山奥に、トンネル掘って、何をしているんだ?と思いました。

そして、ある川では、橋の工事をしていました。
こんな道もないところに、大きな橋を作って、税金の無駄使いだな・・・と思いました。

しかし、そのトンネルと橋が道でつながって、A市とB市をつなぐ高速道路になりました。

その高速道路ができたとき、トンネル工事の目的と、橋の工事の目的が1つにつながった訳です。

その高速道路は、毎日多くの車が通り、税金の無駄遣いなんかではなかったことが判りました。

このように、2つの点が結びつき、1つ出来事になる。
映画や小説の世界では、これを伏線と呼びますが、勉強でも同じことがおこります。

今まで学習してきた内容は、単元ごとに点で集まっています。
しかし、その単元ごとに集まっていた学習内容が、あるとき、1本の線としてつながるのです。

つまり、今まで学習してきた伏線が、1つエンディングとしてつながる瞬間があります。
それをブレイクスルーと呼ぶようです。

1つの線として道ができれば、あとは、その道をたどって、目的の知識を探すだけですから、
道具の整理は飛躍的に進み、成績が急上昇するという訳です。

ブレイクスルーで期待できること

ブレイクスルーが起こると、今まで、やみ雲に色々やってみて解いていた問題も、
答えまでの道筋がスーっと見えるという状態になります。
つまり、スタート地点からゴールが見通せる状態です。

ゴールが見えれば、どこで何を使って、どう進めばいいか簡単に判断できます。
飛躍的に作業効率が上がり、時間短縮につながります。

時間が短縮できれば、残った時間を他の難しい問題に回したり、もう1度見直しをしたりすることも出来ます。

また、試行錯誤して解いた問題は、当然ミスも増えてしまいますが、
ゴールが見えているわけですから、ミスが減少することも期待できます。

このように、道具(知識)と道具(知識)が結びつき、頭が整理されたとき、
このようなブレイクスルーが起こり、飛躍的に点数が伸びるということです。

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