第54回 H29年県立入試出題予想

今年も、理科の出題予想を行います。
H28年の出題予想と出題傾向はこちら

数学は、例年同様と予想されますので、昨年のこちらを参照してください。

過去の出題傾向は、こちら→数学理科

物理分野

今年は、回りとしては、電気が小問に回る年になります。
電気は、捨てるんだったら、捨てても良いかもしれません。
小問での出題だと、ずいぶん出ていない陰極線辺りがくさいと毎年言っていますが、当たりません。
今年は出るかな?

3年生からは、速度の問題が出るのではないでしょうか?
記録タイマーの使い方は要チェックです。
去年、物理分野は、大問、小問共に、とことん力の問題だったので、
今年は、力は可能性が低いと思います。

1年生からは、音が要チェックです。ここ数年、音に関する出題がありません。
今年あたりくさいかも。
しかし、音となると、小問に回る可能性も高くなってきます。

去年、かなりの難易度だったので、今年は、置きに来ると思います。
チャンスととらえて、勉強しておくとかも?

化学分野

回りとしては、3年生のイオン関係の問題が小問に回る年です。
どうしても無理ならば、イオンを捨てるのも手かもしれません。

1年生の単元からは、状態変化の出題がありそうです。
蒸留に関しては、要チェックです。

2年生の単元からは、化学変化と熱に関する問題炭酸水素ナトリウムの分解あたりが出そうです。
試験管のお尻を上げる理由は、要チェックでしょう。
逆に、簡単すぎて出ないかも?

3年生の単元からは、イオンの電気泳動は要チェックです。
酸アルカリの電気泳動の問題は、まだ出ていないので、そろそろ来るかも?
逆に、永遠に来ないかも。
掘り込むと、去年と同じような展開になりそうなので、小問でサクッと出題されるかも?

生物分野

食物連鎖に関する問題は今年はお休み。
3年生からは、今年こそ、タマネギの根の細胞分裂に関する問題が出題されると思います。
メンデルの法則は、可能性は低いと思いますが、今年も出るかも?
チェックは忘れずに。

1年生からは、顕微鏡がそろそろ出題されるかも?
植物分野からは、蒸散の問題が出るかもしれません。チェックしておきましょう。
でも、1年生の植物の分野は、点をとりに行く単元です。確実に押さえておきましょう。

2年生からは、動物の分類に関する問題や、進化などを軽く小問で聞いてくる気がします。
回りも、2年生の単元が小問に回る年です。

地学分野

小問に回るのは、1年生の単元だと思います。
地層火山の問題を軽く聞いてくる気がします。
特に考える問題は出ないのではないかと思いますので、確実に用語を覚えておきましょう。

2年生の天気は、何が出てもおかしくない状態です。
広く勉強しておくべきでしょう湿度関係気象観測系の問題は要チェックでしょう。
また、日本の天気四季ごとの天気もくさいです。とりあえず、西高東低は押さえておきましょう。

3年生の天体からは、月や金星の満ち欠けに関する問題が出そうです。
ついでに、月食日食なども押さえておきましょう。
年周運動、日周運動に関する問題は、おそらく、今年はお休みだと思います。

総合予想

H28年度は、1年生のフックの法則、2年生の磁界の内容を合わせた問題が出題されました。

この流れは、おそらく新傾向として定着していくと予想しています。

2単元以上を抱き合わせることができるのは、
力以外で簡単なのは、化学変化系(2年、3年)、生物分野の全てです。

また、5番の小問集合で、分野を超えた融合問題が出てきてもおかしくありません。
おそらく、この分野を超えた融合問題が、今年は出なくても、数年以内に出てくる気がします。
根拠は、センター試験廃止に伴う、高校教育の変化と、
全国的に見た公立高校の入試問題の変化によるものです。

一番簡単な他分野融合問題は、エネルギーに関する問題です。
2年生の電気、化学変化、1年生の力、3年生の運動とエネルギーの4単元を巻き込むことができます。
さらに、消化と化学変化、光合成とエネルギーも問題をつくれます。

より深く勉強しておかなければいけないかもしれません。

さて、あくまで予想です。
当たるも八卦、当たらぬも八卦です。占いではないですが。

入試問題は、年々、入試問題のレベルが上がっています。文字数も増えています。
落ち着いて、できるところから取り組んでいきましょう。

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