日別アーカイブ: 2021年7月23日

水泳問題

こんにちは。サイちゃんです。

最近何かと話題になり得るブラック校則。
そして、この季節になると、必ず話題になる、女子生徒の生理中の水泳問題。

なんで、こんな問題が起こるのかと言うと、結構簡単です。

例に出しやすい水泳問題で考えてみます。
まず、オリンピック選手が生理を理由に出場を辞退したり、棄権したなんて話、聞いたことがありません。
また、水泳部の子曰く、「工夫して普通に泳いでいた」と。
なので、出来ないことはないということは、確実です。

ただ、学校の授業とオリンピックを同じに考えるのも変な話ですし、サイにはわからない事情もあるだろうから、辛いんだったら、見学するのも1つの選択肢であることは間違いありません。

でも、嘘をついたらダメです。
違うのに、生理だと嘘をついてサボるのは、これは違う話。

事実、どう考えても、計算が合わない人数が見学しています。

そうなると、先生は、その嘘対策をしなければいけなくなります。
その結果、ちょっとやりすぎたり、あるいは、許容量の少ない子の逆鱗に触れた結果が、この水泳問題です。
やりすぎた場合は、反省してもらわなければいけないかもだけど、そこまでしないと、対策として機能しないという側面があることも、考えなくてはいけません。

水泳問題に限らず、理不尽な校則にもきちんと理由があって、多くの場合は、過去の先輩方のやらかしから来ていると考えて間違いありません。
問題がなければ、ルールにを作る必要はありません。

真面目にやっている人には、迷惑な話なのですが、嘘をついたり、きちんとやらない人には、対策をする必要がどうしてもでてきます。
真面目にやらない人だけ対策すれば良いと考えるかもしれませんが、すぐに「平等に扱え」とか、「不公平だ」と騒ぎ立てる人もいるので、一律にルール化するしかないんです。

なので、もし、ブラック校則に悩まされているのならば、それは、クズ先輩達の功績です。恨むなら、クズ先輩を恨みましょう。

これ、インフォームドコンセントと同じ構図です。
裁判沙汰が増えたため、裁判できちんと戦えるように対策した結果が、インフォームドコンセントで、
その結果、無機質な対応を生み、さらに、訴訟を生むことになると。
そうなると、さらに細かい説明をし、自己防衛を行い、もっと無機質になっていまうという構図です。

この問題の一番の問題は、インフォームドコンセントの問題点は語るのに、なぜ、インフォームドコンセントをしなければいけないのかは語られないこと。
医者の都合ではあるけれども、医者も人間であり、生活があるのだから、ある程度はしょうがない部分があるということが語られないです。

ちなみに、建前は知りませんが、インフォームドコンセントは、どう考えても、訴訟を減らすためのシステムではなく、訴訟になったときの勝率を上げるためにシステムです。
そうなると、訴訟が増えるというのもうなずけます。

水泳問題も同じで、「こんなことがあった」、「あんなことを言われた」ということは、問題になるのだけれども、なんで、そんな指導しなければいけないのかということは語られません。

解決方法は非常に簡単で、嘘つかなければ良いんです。訴訟しなければ良いんです。
ただそれだけです。

結局、タマゴが先か、ニワトリが先かというだけの話なんです。
なのだけれども、そこのところが語られないので、歪な問題となって、解決できなくなるんです。
困ったものです。

これは、何にでも当てはまるので、問題が起こったときは、その根本的理由を考えてみてくだサイ。
意外と簡単に解決できるかもしれません。