日別アーカイブ: 2021年3月26日

将来の夢

こんにちは。サイちゃんです。

入試が終わって・・・シリーズの目標2の続きです。

目標設定には、色々ありますが、将来の夢を持つことが手っ取り早いです。
そうすると、その夢に向けて逆算できるようになるので、中間目標を設定することも容易になります。

しかし、子どもたちに、そんな将来のビジョンを持てというのも、酷な話。

と言うのも、知らない世界を夢見ることは難しいからです。

就学前の子どもに、「大きくなったら何になりたい?」聞くと、「ウルトラマン」とか「仮面ライダー」、「プリキュア」なんて答えるかもしれません。
もうちょっとまともな話をすると、「お菓子屋さん」とか「サッカー選手」なんて答えるんでしょうかね?
あるいは、「幼稚園の先生」、「ピアノの先生」なんて答えるかも。

何が言いたいかと言うと、結局、こういうのって、自分の知っているモノから選ぶことしかできないんです。
自分の知っている職業、世界の中から、ビビッとくるものを、その場のノリで答えているわけです。

ですから、「博士になりたい」と答える子どもはいると思いますが、「大学教授になりたい」と答える子はいないと思います。
大人にとっては、博士と大学教授は、ニアリーイコールですよね?
それは、博士は、名探偵コナンにも、ゴレンジャーにも出てきますが、大学教授は出てこないからです。
大学教授という職業を知らないから、答えることが出来ないのだと思います。

これは、小学生になっても、中学生になっても一緒です。

ですから、逆に言うと、夢が見つからないというのは、ビビッとときめくモノに出会えてないということだと思います。
そういう状態で、夢を持て、目標を持てと言われても、正直、困ります。

やりたいこと、好きなことを、そのまま職業につなげるすべが、見つけられずにいることもあります。
子どもたちも、悩み、苦しんでいるのかもしれません。

でも、夢がないこと、目標がないことがダメなわけではありません。
あくまでも、夢がある人、目標がある人が強いというだけです。
そして、夢や目標を持てる人は、ビビッと来るものに、早々に出会うことができた幸運の持ち主とも言えるのではないでしょうか?

長くなりそうなので、今日はこの辺で。続きは、次回以降に。少々、お待ちくだサイ。